先日、関東で震度5の地震がありました。我が家の地域は『震度4』だそうです。体が東日本大震災を覚えているのか、私自身は今回の地震は、「お、久々に大きい?」程度のものでした。スマートフォンの緊急速報の音にびっくりして、心臓がドキッ(ビクッ)としたくらいです。私の周囲では電車の遅延がおきた程度で、怪我や家屋の被害など、直接の被害はありませんでした。テレビでは、あまり大きな被害は伝わってきませんが、この度の地震で被害にあわれた方が、少しでも早く日常を取り戻せることを祈っています。
そして、今回の地震では、ルリの行動に驚かされました。いつもは、高いところに登るのに、何度も失敗したり、キャットタワーから落ちそうになったりする姿をよく目にしていたので、どんくさいイメージだったのですが、今回は違いました。
地震発生時、ルリは170cm越えのキャットタワーのてっぺんで、くつろいでいました。下から突き上げてくるような振動を感じた時に、ルリの様子を見ると、もう寝てはおらず、座った状態でキョロキョロと周りを見て、耳も『イカ耳』の警戒状態でした。
そして、家がミシミシと鳴り始めた時、キャットタワーから、いつもの、のんびりした様子からは考えられないくらいの素早さで、シュバっと駆け下りてきました。
私に向かって、真っ直ぐに走ってくるので、「やっぱり、頼れるものは『お母さん』なのね!!」と思ったのもつかの間、こともあろうか、私の足の間(建物が揺れていたので、足を少し開いて構えていた)をスルッと通り抜け、ダイニングテーブルの下に一直線…。ルリを受け入れるため構えた両手は静かに下ろしました。(悲しい…)
キャットタワーとダイニングテーブルの間にいた私、最短距離を走ったルリには、障害物程度の認識しかなさそうです。
揺れが少し落ち着いた(でもまだ、建物は少し揺れている)ころ、ルリが避難中のダイニングテーブルの椅子が出しっぱなしだったので、戻したところ(ルリにスルーされた仕返しではないですよ?)、ルリの避難場所が狭くなったのか、今度は素早く、リビングの机に下へ一直線。(やっぱり頼ってもらえない…)
今回の地震で分かったことは、我が家では、地震に関する危機管理が一番できているのがルリだということでした。
誰に教えられたわけでもないのに、本能で安全な場所がわかっている猫ってすごいですね。
日頃、どんくさいルリでさえ、この動きと反応なので、よそのお家のモフモフたちは、もっとすごかったのではないでしょうか?
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